当院では片頭痛の発症抑制薬、エムガルティ、アイモビーグ、アジョビの
3剤が使用可能となります。2024年11月の時点で、延べ667名、月に約14名の患者さんが新たに導入しており、全国でトップ5に入る実績となります。
有効性の高さからアメリカやヨーロッパでは片頭痛の予防治療の第一選択薬(最初から行う治療)となっています。当院の患者さんでは、頭痛日数が半分まで減る人は72%、頭痛が1/4まで減る人は36%、頭痛がなくなる人は11%と非常に有効な治療薬です。
また、3剤ともに自己注射が可能となり、2回の注射指導後には最大3ヶ月分の 処方も可能となりました。庄内や小国など遠方の方も多く利用しています。
「内服薬がほとんど必要なくなり、頭痛の心配から開放された」と嬉しいお声を聞いています。片頭痛は予防できる時代になりました。治療は20年ぶりに飛躍的に進歩しています。
費用について
保険適応です。
3割負担の場合、1本あたり約13000円
その他、通常の再診料、注射処置料などがかかります。
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当院での治療(CGRP抗体関連薬)
当院では最適使用推進ガイドラインを遵守するため、
以下の患者さんが対象となります。
1、国際頭痛分類を参考に十分な診療を実施し、片頭痛と診断がされている
2、予防薬を内服しても、片頭痛発作が3ヶ月以上、平均4日以上起きている
3、妊娠中・授乳中は、十分検討した上での「慎重投与」可
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なお、外来で相談の上で当日に注射を行うことも可能ですが、
注射薬の前準備(室温に戻す時間:30分)がありますので、
事前に予約いただくとスムーズに注射が行えます。