生活習慣病が気になっている方
生活習慣病により引き起こされる動脈硬化の有無を判断する血管年齢検査を行なっております。
脳卒中の多くは生活習慣病が原因です。
多くの脳卒中(脳梗塞や脳出血)患者の治療、脳卒中の再発防止として、高血圧・高脂血症、糖尿病などの管理に長年携わってきた脳卒中専門医が、脳卒中を予防する観点から管理を行います。
職場の健康診断などで診療所の受診を勧められた方、日ごろ血圧が高いと感じておられる方、脳卒中や心筋梗塞の家族歴があり心配な方などはお気軽に受診ください。
生活習慣病とは?
偏食、運動不足、喫煙、ストレスなど、 生活習慣病はその名の通り普段の生活習慣が発症や進行に深く関わっています。
代表的な高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満は「死の四重奏」と呼ばれ、単独でも恐ろしい病気ですが重複すると命にかかわる危険が増すのです。
また、生活習慣病は動脈硬化をもたらし、動脈が硬くなり弾力性を失ってしまうといった異変が血管に現れます。
その結果、血管壁にコレステロールなどが溜まり血液の流れが悪くなり、さらに重症になると、血栓がつまって血管を完全にふさいでしまいます。
放っておくと、どうなる?
~サイレントキラー~
高血圧・脂質異常症・糖尿病は自覚症状がほとんどないまま、体の中で動脈硬化が静かに進行することから別名サイレントキラーとも呼ばれます。
そのまま病気に気づかずに、また気づいても「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などが起こり、取り返しのつかないことになりかねません。
当院の外来では、生活習慣病の血液検査に加えて動脈硬化(血管年齢)の検査を行います。場合によっては脳MRI検査で「隠れ脳梗塞」の有無をチェックします。
検査結果に応じて、「脳梗塞の予防を目指した」治療を行っていきます。
自分の血管年齢を正しく理解することが大事で、受診して正確な診断と正しい治療を受けるようにしましょう。
血管年齢検査
自覚症状がないことから「沈黙の殺人者」と呼ばれる動脈硬化症ですが、「ABI / PWV検査」を行うことで簡単に発見することができます。
検査でわかる血管年齢(ABI / PWV検査)
ABI / PWV検査は、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。
測定時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。
結果もすぐに出るので、その場で医師からの診断が受けられます。
この検査では、次の3つを測定します。
- 動脈の固さ
- 動脈の詰まり
- 血管年齢
動脈硬化を進行させる要因は様々で、高血圧、糖尿病、高脂質血症、喫煙、過度のストレス等様々な要因が重なることで引き起こされます。
たとえ検査結果が正常範囲でも、動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞に人が数多くいます。
ご自身の血管年齢を知る事は、脳梗塞、心筋梗塞などの動脈硬化の進行によって引き起こされる病気の予防に非常に重要です。
当院では血管年齢の結果に基づいて、一人一人に合った治療を総合的に行っています。